職人技が生み出した、こだわりとあたたかみを感じられる鋳物急須「古風」

950年前から脈々と受け継がれてきた職人の技が生み出す山形鋳物は、使い手とともに時を重ねる「育てる道具」。 「薄肉美麗」と表現されるように、一つ一つ手作業で細部までこだわって製作しているため、肉厚が薄いゆえの軽さと鋳肌（製品の表面）の美しさが特徴です。 内側も外側も本漆焼付け着色された急須は、使い込む程に艶が増し、深い色に変化していきます。 毎日の暮らしの中で愛着をもって長く使って、変化していく様子を楽しみながら自分の急須に育てる楽しみを味わえます。 こちらの急須は、山に雲がかかり、稲妻が走っている様子を表現しています。 古来の言い伝えで「雷の多い年は豊作になる」という言葉があり、稲妻も吉事を表す言葉です。 長文堂の初代がデザインしたもので現在も愛されているデザインの一つです。 お手入れが難しいイメージがありますが、気をつけることは、常に乾いた状態で保管することだけ。 軽く水洗い後、布巾などでしっかり水気をとってください。 濡れたままの状態ですと錆が生じることがあります。